ごあいさつ
総院長挨拶
理事長・総院長 挨拶

医療法人 恵仁会 理事長
松島病院大腸肛門病センター 総院長
松島 誠
松島病院は、横浜で1924年(大正13年)に設立された大腸肛門疾患専門の病院です。開業以来、ひたすら痔・肛門の病気で悩む方々のための診療を行い今年創立95年を迎えます。これもひとえに地域の方々のご支援と全国各地から受診される患者様方のおかげと感謝しております。
私たちは「恵仁会松島病院の理念」にあるように、患者様から信頼される大腸肛門科の高度専門病院として、何十万人もの診療実績に基づいた最新で最良の医療を、患者様のために行っております。
痔とは肛門の周囲の良性疾患の総称で、早期であればそのほとんどは手術せずに治すことができます。しかし診察は恥ずかしいから、痔ぐらいだからそのうち良くなるだろう、治療は痛くしかも完全に治らないと聞いている、等と受診を躊躇される方が多いのも事実です。私たちはそのような方々のために、安心で信頼できる万全の態勢で診療を行っています。「確実に治すこと」と「肛門機能の温存」を高次元で結び付けた難治性痔瘻の手術は最も得意とするところです。日帰り手術や短期・通常入院手術、緊急手術に対応し、どのような治療が患者様にとって最善かを判断し治療いたします。
また当院では、1970年頃から急速に増加している直腸がん大腸がんの予防と早期発見を目的として、直腸~大腸(下部消化管)の精密で正確な診断のための内視鏡専門施設(松島クリニック)を併設し、年間20000件を超える大腸内視鏡検査を行い、537例の早期がんと72例の進行がんを発見しました(2016年)。同時に人間ドックによる予防医療を行っています。
またこれも年々増加傾向にあるクローン病をはじめとする炎症性腸疾患は、下血や排便異常のほかに裂肛や痔瘻の症状で発見されるものも多く、松島クリニックの特殊外来では炎症性腸疾患外来を常設し専門医が集中的に診療を行っています。
さらに日常の診療の中で、便秘や下痢だけでなくお腹の不快感や痛み、便漏れや下着の汚れなど肛門や排便機能に関する悩みを持つ方が増えてきています。原因は出産や、高齢化、食生活の変化や社会生活におけるストレスなど様々です。この病気を専門的に診療する「排便機能センター」では、最も先進的な治療を集中的に行っています。
松島病院ではこれらの高度に専門化された4つの部門が連携して診療にあたり、人としての優しさを持つスタッフが患者様中心の医療を行っております。
これからも松島病院は、大腸肛門病で悩む方々とそのご家族、地域で診療にあたる先生方にとって真に信頼され満足される病院とは何かを求めて進化して行きたいと思います。
主な経歴
昭和53年03月 | 北里大学医学部卒業 |
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昭和53年05月 | 医師国家試験合格 |
昭和55年05月 | 横浜市立大学医学部第2外科医局入局 |
昭和55年06月 | 横浜市立大学医学部第1病理学教室助手 |
昭和57年06月 | 横浜掖済会病院外科医長 |
昭和61年04月 | 医療法人恵仁会松島病院副院長就任 |
平成02年11月 | 博士号取得 |
平成15年07月 | 医療法人恵仁会松島病院 院長に就任 |
平成27年05月 | 医療法人恵仁会 理事長に就任 |
平成28年07月 | 医療法人恵仁会 松島病院 総院長に就任 |
学会
日本大腸肛門病学会評議員・指導医・大腸肛門病専門医
日本外科学会指導医・外科専門医
日本消化器外科学会指導医
日本臨床外科学会評議員
活動
横浜市立大学医学部 消化器・腫瘍外科学臨床教授
神奈川県病院協会常任理事
横浜市病院協会 副会長
横浜市西区医師会監事
横浜外科医会副会長
神奈川肛門疾患懇談会代表幹事