排便でお困りの方へ
お腹のハリや排便でお困りの方へ

- 便意(便がしたいという感じ)が無い
- 腹痛を伴うことが多い
- 便が出にくい
- 便が少ししか出なく、頻回に行く
- 浣腸を使用し、排便することがある
- 肛門が硬い感じがする
- 残便感がある
- 便がたまっている感じがする
- 肛門痛がある
- 我慢できず、便を漏らす
- おならが勝手にでる
- 便が漏れる
- 下着が汚れる
- 肛門がいつも濡れている感じがする
- おならと便の区別がつかない
- 尿を出す時に便も一緒に出てしまう
- 長く座っていると肛門の奥が痛くなってくる
こんな症状の方には、排便機能センターで対応します。
※初診の問診時にお申し出ください。
※原則予約制となっております。
(予約については電話でお問い合わせ下さい)
便失禁は、治療ができる病気です
松島病院 常任理事・院長 黒水 丈次
排便機能センターでは、大腸及び肛門の機能障害による病気、たとえば便秘、頻便、便失禁(便もれ)などの症状のある患者様を対象として診察し、診断と治療を専門的に行います。
排便機能障害にはいろいろ複雑な原因があり、十分な問診と必要な検査を行うことにより原因を診断し、適切な治療方法を選択することにより症状を改善させることができます。
治療方法としては、生活習慣や排便の指導、薬物療法、肛門括約筋・骨盤底筋群訓練、手術などがあります。排便機能障害は高齢者に限らず、ストレスの多い現代社会においては若者や壮年層にも認められ、決して珍しくありません。また人の生理機能の異常であり、恥ずかしいことでもありません。
快食、快眠、快便は昔から言われている日常生活上快適に暮らす必要条件です。そのためには大腸肛門機能が正常であることは必要不可欠です。
少しでも気になることや心配な点がございましたら、諦めずにご相談ください。
診察の流れ
1.問診
症状について詳しくお尋ねして診察を行い、推測される病態に合わせて検査を組み合わせて行います。
2.検査:大腸肛門機能検査
- 直腸肛門内圧検査 Anorectal manometry
- 直腸感覚検査
- 排出能力検査
- 筋電図検査 Sphincter electromyography
- 経肛門的超音波検査 Anal endosonography
- 排便造影(デフェコグラフィー)検査 Defecography
3.治療:肛門機能障害治療
- 薬物療法
- 訓練による治療
- ・バイオフィードバック療法(収縮訓練・弛緩訓練)
- ・運動療法(骨盤底筋体操)
- 手術による治療
- ・仙骨神経刺激療法(SNM:便失禁(便漏れ)に対する新しい治療)
- ・肛門括約筋形成術